エコチル調査とは、子どもたちが健やかに成長できる地球環境を未来に残すため
環境省が2011年から実施している大規模調査です

エコチル調査とは?

センター長あいさつ

櫻井健一先生写真  

前任の森センター長から引き継ぎ、2025年4月よりエコチル調査千葉ユニットセンター長を担当させていただくことになりました櫻井と申します。ちばエコチル調査にご参加・ご協力してくださっているお子さん、ご家族のみなさま、また、医療機関、自治体のみなさま、これからよろしくお願いします。

みなさまのご協力のおかげで、エコチル調査は順調に進んでいます。質問票調査だけでなく、小学2年生と6年生の学童期検査、一部のみなさまにご協力いただく詳細調査で多くの方々とお会いする機会があり、ご協力に深く感謝しております。これらの調査によって、日本のお子さんたちが置かれている環境や発育・健康の状態などの貴重なデータが集まり、それらは子どもたちにとってよりよい社会を作るために役立てられます。

また、2023年にはエコチル調査の期間が延長されることが決まりました。エコチル調査がより長く続いていくことで、小児期の疾患だけでなく、成人してから起きてくるさまざまな健康上の課題に関しても多くのことがわかってくると期待されます。それらは日本が抱えている課題の解決につながっていくと考えられます。
さらに、エコチル調査は国内外の研究者からも注目されており、研究の輪はますます広がっていくと思われます。その成果は日本のみならず世界の子どもたちの幸せにつながっていくと考えています。

世の中は目まぐるしい速度で変化していますが、そのような環境の中で子どもたちがどのような影響を受けているのかを知ることは、将来世代の子ども達だけでなく現代を生きる私たちの社会にも役立つはずです。エコチル調査千葉ユニットセンターのスタッフ一同、現在と将来の子ども達の幸せを願う気持ちを持ちながら調査を進めています。子どもたちの健康や発達に関わることを少しでも明らかにし、より良い対策につながるような成果を出していければと思いながら仕事をしています。

これまでにも、震災やコロナ禍など様々な困難がありましたが、エコチル調査が現在まで続けてこられたのもみなさまのご協力の賜物です。引き続きみなさまと一緒に、将来の子どもたちのためによりよい社会づくりを目指したいと思います。

令和7年4月1日

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