調査の内容
調査の期間は?
参加者の募集を開始した2011年1月から、全ての参加者(お子さん)が40歳程度になる2054年頃までを予定しています。まずは参加者(お子さん)が18歳に達するまでの計画を立てています。※
※エコチル調査は、お子さんが13歳になるまでの計画で進めてまいりましたが、専門家の意見を踏まえて2023年3月にエコチル調査基本計画が改定され、13歳以降も調査が継続されることになりました。
調査の進捗に合わせて、収集したデータの解析を随時行うこととしており、その結果は、エコチル調査の成果として一般国民の皆さまに広くお伝えしていきます。
調査ではどんなことをしているの?(調査項目と流れ)
参加者の皆さんには、質問票(紙もしくはWEB)への記入や血液・尿などの試料を採
取・提供していただいています。また、お母さんやお子さんの診療状況や健康状態について調査しています。
質問票の調査は、お子さんが13歳の誕生日を迎えるまでは紙の質問票を送付し、ご回答いただいています。
13歳以降は、エコチル調査専用のポータルサイトを利用して保護者とお子さんそれぞれにWEBアンケートを配信し、ご回答いただきます。
エコチル調査の流れ
ご提供いただいた試料やデータは、分析後も長期保存して将来の研究に役立てます。
試料・データからは、個人が特定される情報を取り除き、照合のための番号をつけ、取り扱うスタッフを限定した上で、細心の注意を払い厳重に管理・保管します。
エコチル調査でどんなことがわかるの?
化学物質の健康への影響を明らかにします
すべての化学物質が有害というわけではありません。
有害であることがわかり使用禁止になっているが環境に残っているもの、有害かもしれないがどのくらい影響があるかわからないものなど、とくに健康への悪影響が考えられるものについて調べます。
化学物質以外のものの健康への影響を探ります
子どもの健康に影響するものは、化学物質だけではありません。さまざまなものが複雑にかかわっています。
○食生活 ○生活習慣(運動・睡眠など) ○居住環境 ○養育環境 ○感染症
○遺伝子(親から受け継いだもの・子どもの体内で変化したもの)
※詳細調査と追加調査
エコチル調査には、調査参加者全員を対象とする「全体調査」のほかに、一部の方を対象にして行う「詳細調査」、ユニットセンターなどが独自に行う「追加調査」があります。