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お知らせ
江口哲史助教が
「自然科学研究のための『R』入門-再現可能なレポート執筆実践」(共立出版)を出版
近年の科学研究論文ではさまざまな統計解析ソフトを使うようになっていますが、中でも「R」はオープンソースのソフトウェアであり、誰でも無料で高機能な可視化やデータの解析に「R」を利用することができます。マウス操作ではなくコマンドを打ち込まないといけないので敷居が高く見えますが、それまで行った作業の履歴を残しやすいため、再解析や再現性の確保がしやすい点もメリットです。
本書では、そのRを使ってデータ解析をする実践例を紹介しています。たとえば一般的な曝露と要因の関係解析から、機械学習を使った代謝産物の変動解析などが内容に含まれます。
当センターでは、エコチル調査など、10万組の参加者様から得られた膨大な情報を解析して結果を論文化していますが、このような解析には統計の専門知識が欠かせません。
今後も当センターでは、このような専門知識を持つスタッフが科学的に正確な情報を論文や市民講座などさまざまな機会を利用して発信し、将来世代の健康を守るために活用していきます。