こども調査は、妊婦さんと赤ちゃんのお父さまに参加していただき、お子さまを取り巻く環境と健康状態を数年にわたって調べる研究です。
正式名称は、「胎児期に始まる子どもの健康と発達に関する調査」です。
第1期(2014年~)、第2期(2021年~)として実施しています。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときや、生まれた後の環境(栄養や生活習慣)と遺伝子が、子どもの健康や発達とどのように関係しているかを調べ、病気や発達障害の予防に役立てることをめざします。
この50年くらいの間に、私たちを取り巻く生活環境や生活習慣は大きく変わりました。
生活はとても便利になりましたが、その一方で生活習慣病やアレルギー、学習障害など、身体や心の発達に問題をかかえている子どもが増えています。
赤ちゃんが将来、このような病気になりやすいかどうかは、お母さんのお腹の中にいるときから生まれた後の環境(栄養や生活習慣など)と赤ちゃんが持つ遺伝子がともに関係していると考えられます。
これから生まれてくる子どもたちに健康で豊かな生活をしてもらうためには、病気や発達障害のしくみを調べ、予防法を見つけることが大切です。
この調査では、妊婦さんと赤ちゃんのお父さんにご協力いただき、お母さんのお腹の中にいるときから生まれた後の環境や遺伝子が、お子さんの健康状態にどのように関係しているかを調べます。
この調査は、参加する方の人権侵害や倫理的な問題が起こらないように配慮して計画を立てており、各大学および各施設の生命倫理審査委員会の審査を受け、承認されています。
本研究の一部は、文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST、OPERA、JPMJOP1831)、山田養蜂場みつばち研究助成金による研究費等により実施されています。
研究題名:胎児期に始まる子どもの健康と発達に関する調査
研究実施責任者:千葉大学大学院医学研究院・予防医学センター教授 森 千里
千葉県内で登録された方
E-mail:kids-cpms@chiba-u.jp
TEL.043-290-3003
愛和病院で登録された方
早稲田大学総合研究機構
E-mail:hideoki.fukuoka@gmail.com
TEL.03-5286-2679