千葉大学予防医学センター(Center for Preventive Medical Science)は 健康な身体、健康な心、健康な環境を三本柱として地元自治体と連携し、 生活習慣病や心の病、環境がもたらす健康影響などを事前に予防する 「予防医学」の研究・普及を図っています。 ちばエコチル調査

「千葉大学革新予防医科学教育研究センター」の設置にあたり御挨拶申し上げます。

千葉大学では、「健康な身体」、「健康な心」、「健康な環境」を三本柱として地元自治体と連携し、生活習慣病や心の病、環境がもたらす健康への悪影響などを事前に予防する 「予防医学」の研究・普及を図るために、2007年に予防医学センターを設立しました。そして、当初の第一期5年間の活動を終え、2012年からは予防医学センターの研究・教育活動をさらに発展させ、確固たる研究成果に基づく「予防医科学」という学問にすること目指す方向性に舵を取ってまいりました。これにより、千葉大学大学院医学研究院で従来から進めてきた「診断学」、グローバルCOE、リーディングプログラムと免疫をキーワードとしてきた「治療学」の充実に加えて、「予防医科学」という3本の柱を揃え、医学分野に大きく貢献しうる体制が千葉大学内に整えられると考えております。

このたび、千葉大学予防医学センターが、金沢大学、長崎大学とともに、平成24年度国立大学改革強化推進事業に応募した「真の疾患予防を目指したスーパー予防医科学に関する3大学(千葉・金沢・長崎)革新予防医科学共同大学院(仮称)の設置」が採択されました。共同大学院とは、連合大学院とは形態が異なり、各大学の役割と責任はまったく同等というのが大原則で、平成28年度の革新予防医科学共同大学院(仮称)の設置を目指します。まずは、その受け皿として平成25年に「千葉大学革新予防医科学教育研究センター」を「千葉大学予防医学センター」内に設置しました。

その基本的理念を支える仕組として、私どもは新しい革新予防医科学として「スーパー予防医学」を提唱しました。それは従来の1-3次までのマクロ予防(1次、環境整備や生活習慣改善;2次、疾病の早期発見;3次、疾患の再発・悪化予防)に加え、より精度の高い予防を実現するためにミクロ予防(0次予防、遺伝的な背景や環境汚染の影響など、個人では対応できないリスクの予防)を融合させ、0次から3次までを網羅した予防法を提供することを目指す予防医科学です。

3大学の疫学や臨床の場を共用する利点ともに、3大学の強み・特色を活かし、連携して取り組むことによって、診断法・予防法の開発の一層のスピードアップ、データの増加によって、検証・評価を多角的に実施することによる評価・検証精度の飛躍的向上などを可能にすると期待されております。将来的には、我が国発の革新予防法を創出し、その国際標準化を目指すとともに、WHOなどの国際機関や海外の大学とも連携し国際的に革新的予防法を展開できる人材を育成、輩出することを目指しております。大学院研究科(博士課程)レベルでこのような共同大学院を設置することは、国内における医学の領域だけでなく、全学問領域においてもまったくの初めての試みでありますので、多くの関係者のご支援とご理解をお願いする次第でございます。

平成25年9月24日
センター長 森 千里
(大学院医学研究院・環境生命医学教授、千葉大学予防医学センター長)


公募
・環境健康学教授1(H25年公募)公募は終了しました。
・臨床疫学教授1(H25年公募)公募は終了しました。
・環境健康学教授2(H25年公募)公募は終了しました。