こども調査(正式名称「胎児期に始まる子どもの健康と発達に関する調査」)は、妊婦さんと赤ちゃんのお父さんに参加していただき、お子さんを取り巻く環境と健康状態を十数年にわたって調べる研究です。
私たちの身の回りの環境や、ライフスタイルはどんどん変わっています。生活が便利になる一方で、肥満、アレルギー、こころの発達障害などの問題をかかえる子どもたちが増えています。このような問題には私たちを取り巻く環境が影響を与えていることがわかっています。最近では、子どもはお母さんのおなかの中にいる胎児期から環境による影響を受け、生まれた後の健康に影響していることがわかってきています。
そこで、「こども調査」では、子どもたちの健康や発達にかかわるさまざまな要因(栄養状態、生活環境など)をお母さんのおなかの中にいるときから調べます。それらの要因と生まれた後の健康や病気との関連を調べていきます。
「こども調査」は、第1期調査を2014年に開始しました。さらに、2021年に第2期調査を開始しています。この間にコロナ禍が起こり、私たちの生活環境にも影響を与えました。「こども調査」ではコロナ禍の影響も含めて、研究を進めてまいります。私たちの研究を進めることにより、未来を担う子供たちの病気や発達障害の予防、早期発見あるいは治療に役立てたいと考えています。
将来の子どもたちの健康を守るため、引き続き「こども調査」にご協力いただけますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
千葉大学予防医学センター
センター長 櫻井 健一
千葉県内で登録された方
E-mail:kids-cpms@chiba-u.jp
TEL.043-290-3003
愛和病院で登録された方
早稲田大学総合研究機構
E-mail:hideoki.fukuoka@gmail.com
TEL.03-5286-2679